Vol.15

コードレビューからAIレビューへ

はじめに

従来の開発では、人間がコードをレビューしていました。しかし、コードを読まない開発では、どうやって品質を担保するのか。その答えが「AIレビュー」です。

従来のコードレビュー

【目的】
- バグの発見
- コード品質の向上
- 知識の共有

【課題】
- 時間がかかる
- レビュアーのスキルに依存
- 主観的な判断が入る

AIレビューとは

【定義】
AIに対して「このコードをレビューして」と
依頼し、問題点を指摘させる

【特徴】
- 客観的な視点
- 規約との整合性チェック
- セキュリティ問題の検出
- 高速なレビュー

AIレビューの実践

レビュー依頼の例

「以下の観点でコードをレビューしてください:

1. CLAUDE.mdの規約との整合性
2. セキュリティ上の問題
3. パフォーマンス上の問題
4. エラーハンドリングの適切さ
5. 仕様書との整合性」

レビュー結果の例

【レビュー結果】

1. 規約違反
   - 変数名がキャメルケース(userId)
   → スネークケース(user_id)に修正が必要

2. セキュリティ
   - SQLインジェクションの可能性
   → プリペアドステートメントを使用

3. エラーハンドリング
   - try-catchが不足
   → データベース操作にエラー処理を追加

動作確認による品質保証

【コードを読まなくても確認できること】

1. 機能要件の充足
   → 仕様書通りに動作するか

2. エラーケース
   → 異常な入力でどうなるか

3. パフォーマンス
   → 大量データでも動作するか

4. UI/UX
   → 使いやすいか

品質保証のフレームワーク

【3段階の品質チェック】

1. AIによる実装時チェック
   - 規約に従った実装
   - セキュリティ考慮

2. AIによるレビュー
   - 規約との整合性
   - 問題点の指摘

3. 人間による動作確認
   - 仕様通りの動作
   - ユーザー視点での確認

チェックリスト

□ 仕様書通りに動作するか
□ エラーケースは適切に処理されるか
□ 認証・認可は正しく動作するか
□ パフォーマンスは許容範囲か
□ 規約に従っているか(AI確認)
□ セキュリティ問題はないか(AI確認)

まとめ

AIレビューと動作確認を組み合わせることで、コードを読まなくても品質を担保できます。これにより、開発の効率と品質を両立できます。


次回:「既存システムのAI化戦略」