エンジニアを抱えているのに、AIエージェントでの開発にまだ踏み出せていない。そんな中小企業は少なくありません。ここで想定しているのは、ソフトウェアを開発・販売する会社ではなく、製造・小売・サービスなど自社の業務のために社内にエンジニアを抱える、一般の事業会社です。多くは能力の問題ではなく、とっかかりがわからず二の足を踏んでいるだけです。このシリーズは、なぜ始まらないのかという心理から、GitHub・Docker・AWS Fargateという土台、外注脱却の判断、実コスト、最初の30日の進め方までを、経営者の視点で順を追って示します。
能力の問題ではありません。とっかかり不在・環境不在・評価不在という3つの構造が、現場の足を止めています。これは経営判断の問題だと示します。
Vol.02大きなシステムから始めるから止まります。1人・1機能・2週間で動くものを選ぶ。経営者が渡すべき最初の一言と、最初のテーマの条件を示します。
Vol.03高価なAIツールを増やす前に、作ったものが共有でき、同じように動き、すぐ公開できる土台を整える。なぜ環境が先なのかを説明します。
Vol.04コードが特定の個人のパソコンにしかない状態は、経営リスクです。GitHubが何を解決するのかを、技術用語を使わずに経営の言葉で説明します。
Vol.05「私のパソコンでは動くのに」という言葉は、内製を止める典型的なつまずきです。コンテナが何を標準化するのかを、経営の視点で解説します。
Vol.06自前サーバや常時稼働のEC2を選ぶと、運用と当番がついて回ります。サーバの面倒を見ない選択としてのFargateを、判断軸とともに示します。
Vol.07外注の数百万円と、内製のクラウド月額。比べるべきは金額ではなく構造です。一度きりの費用と、積み上がる資産の違いを整理します。
Vol.08準備なしに外注を切ると、内製は破綻します。コードの置き場・動く環境・公開の仕組み。この3つを先に整える順序を示します。
Vol.09最初の1か月を週単位で設計します。環境づくりから最初の1機能の公開まで、経営者が見るべき成功の基準とともに示します。
Vol.10立ち上げた内製が定着するか止まるかは、技術ではなく経営の関わり方で決まります。シリーズ全体を、経営者の行動としてまとめます。